ゼロエミッション技術研究部門の中野明正教授と農研機構の研究グループが共同で開発した、宇宙にも応用できる「イネの効率的なタンパク質生産法」に関する論文が国際誌Plantsに掲載されました。
イネの水耕栽培におけるケイ素(Si)供給の不安定さを解決するために、シリカハイドロゲル肥料(SiHF)を養液槽に沈めるだけの簡易な方法を開発しました。SiHFは地上部バイオマスと収量を大きく増加させ、出穂を最大4日早めました。根乾物は減少しましたが、根あたりの吸水効率が向上し、地上部への資源配分が促進されました。植物あたりの総タンパク量は約2倍に増加しました。本手法は 閉鎖型・低メンテナンスで安定供給が可能という特性から、宇宙ステーションや月面基地などの閉鎖環境型食料生産システムにも応用可能で、将来の宇宙農業におけるイネ由来タンパク質生産の基盤技術となり得ます。
Plants掲載論文はこちらをご覧ください👉 https://www.mdpi.com/2223-7747/15/12/1775