ゼロエミッション技術研究部門

部門長 中野明正教授 作物生産科学

植物の生育に必要な”水”と”肥料”を、資源の循環により供給する
 廃棄物を”ゼロ”にすることは、とくに宇宙空間における食料生産できわめて重要です。つまり、限られた資源を循環的に利用するゼロエミッション技術を究める必要があります。た と え ば 、宇 宙 で は 、ヒトから発生する“し尿”も貴重な資源です。そこで私たちは天然鉱物の ゼ オ ラ イト 等 を 用 い て 、ヒト の 尿 を 植 物 が 利 用 で き る 水 に 処 理 する技術を開発します。過大なエネルギーを使うことなく、植物の生育を妨げる過剰なナトリウムを除去できる脱塩材の開発を目指します。また、ヒトの“し尿”には豊富に含まれるリンは、まさに“宝物”。私たちが開発した処理技術を核として、これを安定的かつ持続的に植物の肥料として循環利用するシステムを構築します。私たちは、プラスチック資材の持続的生産技術の開発にも取り組んでいます。二酸化炭素と窒素からつくられた生分解性プラスチック は 、利 用 後 、微 生 物 に より 分 解 され 、植 物 の 肥 料 に なりま す。これらの技術は、地球上の持続的な食料生産の技術開発を加速させることにもつながります。