宇宙などの特殊環境で生育し、安定した食料生産に資する品種の開発を目指します
1.宇宙環境応答研究グループ
宇宙空間に特徴的な低圧・低重力といった特殊環境に対する植物の応答メカニズムや、そのプロセスに関わる個々の遺伝子機能やゲノム動態などを明らかにすることで、宇宙環境における生育・生産に適した品種の開発を目指します。
2.宇宙品種開発研究グループ
宇宙環境への適応や矮性・多収性などを指標とし、大規模育種やゲノム編集などにより最適品種を選抜・作出するとともに、第2部門とも連携して生育・生産試験を展開します。また、得られた品種の機能性・安全性の評価や社会受容性の分析も行います。
3.育種生産技術研究グループ
半数性育種や分化調節など新しい育種法の確立や普及を目指すとともに、遺伝子誘導系やオルガネラ工学を利用した宇宙・極限環境での新しい物質生産システムを構築することで、将来の宇宙生活や社会ニーズに応える高機能性植物の開発につなげます。
本部門で得られる成果は、将来の地球における新規作物の育種にも応用することが期待されます。