低圧・低重力の月面や宇宙船内における植物の高効率生産技術の開発を目指します
1. 植物生産研究グループ
照明・空調の制御技術を用いた成長促進技術、栽培空間・投入エネルギー量・投入資源量(水・CO2・肥料)あたりの生産性を高める技術、および植物の環境応答を活用した高品質・高機能な作物の生産技術体系を開発します。
2.植物モニタリング研究グループ
宇宙空間における無人栽培と植物管理を実現するために、植物の生理生態情報を遠隔的に取得して解析を行い、その結果を反映させて生産システムの環境・施肥を自動制御できる遠隔生育管理技術を開発します。
3.宇宙園芸ロボット研究グループ
低重力かつ閉鎖度の高い宇宙植物工場において、ヒトの代わりに播種、栽培管理、収穫、収穫後処理を行うロボットを開発します。例えば、低重力下で受粉を行うドローン型ロボット、植物モニタリング研究グループと連携して食べごろ収穫ロボットなどを開発します。
本部門で得られる成果は、宇宙空間に限らず地球上での食料増産にも寄与する知見を提示できます。